設立経緯

協会のお約束

1.美容界に入りたい人を 増やす事へ貢献します

2.美容界から離れる人を 減らす事へ貢献します

3.美容界に一生働ける環境を 創る事へ貢献します

社会環境

理・美容専門学校数は、美容師ブームを受けて平成19年まで増加傾向にありましたが、19年以降は減少傾向に転じました。 また、美容専門学校の入学者数は減少傾向にあり、平成16年には26,576人だった美容科の入学者数が、平成20年にはついに2万人以下になっており、入学者数の減少から、閉校する美容学校が増加している現状です。

美容学科学校数推移グラフ

現在の入学者数の推移は大きな変化はみられないものの、今後の就業者数増加はあまり見込みが無いと考えられます。それと相反して、理・美容業界就業率は40%弱と低く、離職率の多さが美容業界の魅力を低迷させ、業界参入人口の低下を引き起こしているのもと考えられます。

美容学科入学者数推移グラフ
業界の課題

業界が提供できる価値の再定義(技術力のブランド化・付加価値)

理・美容業界について見てみると市場規模約2.2兆円・従業者数約70万人。(トヨタ自動車が売上8.2兆円のとき、従業員数7万人。)一人あたりの売上高が市場規模に対して低すぎるのが現状です。この要因が低収入につながっており就業離れを引き起こしている原因となっております。また、市場規模も減少傾向にある中、低価格形態の企業は売上高、店舗数ともに増加しており、それに伴い、業界全体が低価格形態に推移している傾向にあり、技術面よりも価格面での競争となっている。この2つの流れは、理美容業だけでなく、美容業界全体に対して言えることであり、本来技術面で評価されるべき業界と再定義をすることが、技術の向上及び、美容業界のブランド化・魅力化の鍵を握り、解決の糸口となると考えております。

就業率の低下

前途した通り、理美容業界の就業率が業界の魅力や将来性を物語っている。再度、理美容を例に出すと、理美容師になるためには2年間の学業と年間100万程の費用が必要となる。2年間と言う時間と約200万程の金銭投資をしてたにもかかわらず、回収できない、もしくは回収率が悪いと言う悪循環になり、さらなる就業率の低下を生み出す原因になっています。

業界参入人口の低下

現在、理美容室 約36万店舗 従業者数約70万人 1店舗あたり全国平均約1.9人。(都心平均4.2人) 就業率の低さを後追いし、労働環境が悪化。一人一人の労働時間が増え、魅力が少ないのに過酷という悪循環が生まれています。しかし、低価格化が進んだことにより、一人あたりの売上高が低いことから雇用も難しく、働き手もいないと言う状況が生まれています。

まとめ

業界における諸問題に対し、場当り的に対処するのではなく、業界全体の社会的地位を向上させる事を第一に考え、一生、美容界に従事し、自信を持って充実した日々を過ごす美容従事者増やす事を目指します。 さらに、日本の美容の高い技術力、接客力を生かしてアジア、世界における確固たる地位の確立を目指すことを目的とする。